こちらでは軽度の知的障害者の方の免許取得までの流れが紹介されています。

実は以前より私の運営する別のサイトでの紹介しておりましたが、非常に多くのアクセスがあり「動画で参考にしたい人が多いんだ!」と、このサイトの作成のキッカケになった動画でもあります。

動画は徳島県の取り組みについて紹介しておりますが、動画に出ている後藤さんが住んでいる地域はバスの本数も少なく(多くても一時間に二本程度)、何かと不便であること、また、将来的には仕事でも活用したいということで免許を取ることに決めました。(仕事でも車が必要で、これまでは助手として助手席にのみしか座れないことに息苦しい?思いもあったようです。)

ただ、実際に教習所に通うにしても、彼も知的障害から漢字の読み書きが苦手で学科が課題だと。

しかし、やはり運転免許が取れれば仕事や生活の幅が広がる。

その思いを支援する取り組みを行っているのが徳島市ということで紹介されています。(障害者のための自動車運転取得特別講座についての取材です。)

この取り組みを行っているのは徳島県労働者福祉協議会です。(リンクをクリックすると協議会のページに移動します。)

こちら2002年から講座を開き、2019年3月末時点で128名が自動車運転免許を、27名が原付免許を、1名が自動二輪の免許を取得しているんです。

2009年からは 支援学校の進路指導担当教諭の方が運営に参加してくれたことにより、就職を目指す高校生の参加が増えてるようです。

ちなみに昨年(平成30年)をみますと、22名が講座を受け、16名が自動車運転免許を、1名が原付または自動二輪の免許を取ることが出来たようです。

これって凄いですよね!(なお、講座を受けたのは 松茂町 、 阿南市 、 吉野川市 、 徳島市 の方です。)

我が家は東京都の下町なので、正直、車が無くても問題なく生活を送ることが出来ます。

ただ、息子が障害者枠で運送会社に就職し、「正社員になるためには運転するしないは別にして、運転免許は必須」とのことで、就職して三年目に私が許可をして通わせて無事に取ることが出来ました。(それまでは、限りなく中度に近い知的障害だから取れないと思うし、事故で他人を傷つけたら大変という考えから、「取らせない」という思いでいました。苦笑)→今の職場では運転業務はない

で、仕事をしながらでしたが、約3ヶ月で無事に取得することができました。

なお、障害の手帳を持ってる方は役所から補助金をもらうことが可能です。(精神の手帳については自治体による。)

東京都の全ての自治体の助成金について私が調べましたが、大多数の自治体では貰うためには教習所に通う前に申請する必要があります。

東京都については私のもう一つのサイトの情報をご覧ください。→障害者のための自動車運転免許取得費の補助について調べた

 

 

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