こちらの動画は2015年当時、早稲田大学教育・総合科学学術院の坂爪先生による解説です。

神経心理学とは、脳を中心とする神経系と、言語・認知を中心とする精神機能との関係を究明する学問です。脳の損傷が、行動および精神へどのような影響を及ぼしているのか研究です。

私もこの動画を見るまで神経心理学という学問のことは知りませんでしたが、この動画①と、次の動画②をみると、「あ、なるほど、確かに!」と思うことが多々ありました!

私たちはどうしても知識として知っているものだけが見えていて、知識として知らない情報はなかなか入ってきません。

是非ともこの機会に神経心理学的な捉え方をあなたの知識として取り入れることをお勧めします!

神経心理学とは・・・

■脳との関係から心を理解する

・臨床脳病理学→神経心理学/高次脳機能障害学

・脳損傷による心理(高次脳)機能の障害の分析

■支援法の開発と実践

・神経心理学的リハビリテーション

・認知リハビリテーション

こうやって書きますと、「いや、脳に損傷ないし!違うだろ」って思うかもしれませんが、その研究の過程から、実は発達障害を考える上でも非常に参考になることが多いんです。(私も見るまで分かりませんでしたが。苦笑)

脳に何らかの問題が起きた時、脳損傷でも脳の成熟の遅さでも何でもいいのですが、神経系に何らかの問題が起きた時、心を曖昧に心と言うのではなく、心のどんな働きがうまくいかなくなるか、心をいくつかの部品に分けて、一つ一つの部品がどのように働いてるかをみる。ある部品は上手く働いてるかもしれないが、ある心の部品は働きが弱まってるかもしれない。そんな一つ一つの部品の強みと弱みを明らかにすることが神経心理学的な考え方のようです。

是非ともご覧ください!

 

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