こちらは前回の続きの動画になります。(①を見てない方は、まずは①をご覧ください。)

発達障害という言葉が数年前と比べてネット上でも良く目にするようになりました。ただ、私たちはどうしても、「発達障害って生まれつきのもんだから、治らないんだよねー」と思ったり、どんな職が向いてるのか話したりと、「発達障害と上手く向き合う」ことを考えたりします。

神経心理学的な捉え方では、そんな考えに、更に一歩踏み込んで考えることができます。

機能と能力と行動の関係など、今回の動画でも非常に興味深いお話しをして頂けています。

高次脳機能障害の研究から様々なことが分かってきてるようです。

行動はいくつかの能力が組み合わさって成り立つ、能力はいくつかの機能が組み合わさって成り立つ。行動の基盤が能力。能力の基盤が機能。

これまでの発達障害の理解や支援は行動からの理解、或いは行動への支援。または能力から理解し、能力への支援。

これを更に機能の強みや弱みを明らかにし、そこを支援するという考え方なんですよね。この機能と言う部分を明らかにするのが、神経心理学のようです。

知能検査を使い、知的な能力が高いか低いか測定するが、能力にはもっと基盤がある。低いから知的障害だと判定されるが、大事なことは、知能検査の問題や課題が「どうしてできなかったのか?」ということ。

もしかしたら言葉と言う働きが遅れていて、質問されたことが良く分からないかもしれない。

質問されたことは分かったのだが、考えて答えようとしたときに、話す働きに遅れがあり、うまく答えられないかもしれない。

積み木の問題でうまく積み木ができなくて点数が低いかもしれない。

積み木が作れない原因も色々とあります。

積み木の模様がきちんと見分けられなかったかもしれない。

配列処理(空間処理)がうまくいかなくて出来なかったかもしれない。

模様も分かって、空間処理も分かるのだが、手順が分からないかもしれない。

大事なことは、その課題が上手くいかなかった時、何が原因なのかということ。

それをもっともっと細かく確認することが必要。

それが神経心理学なんです。

アスペもADHDも知的障害も、10人居たら10人全員違ったりするよねーとか、障害の人の数だけ個性(特性)があるよねーなんて話すこともあると思いますが、そこで止まらず、更に一歩踏み込んで、「〇〇だからこうなんだよ!」っていうことを教えてくれる学問なんだと思います。

これは療育や支援を行う上でも非常に大切なことなんじゃないかなって思います。

たくさんの人がこの動画を見て、新たな気付きを得てくれたら嬉しいですね。

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